備えなければ憂いあり オルカン一択やはり問題

【今週のマーケットエッセンシャル】第167号(2025年4月9日公開)

主筆・前田昌孝(元日本経済新聞編集委員)

東京株式相場は4月8日に急反発したが、米国市場はなお不安定で、底割れの懸念は消えない。今回の乱高下は若年層の投資家に株式投資の怖さを実感させた。わかったのは「長期・積み立て・分散」の原則を守っても、相場の急落には巻き込まれることだ。もっと資産分散が必要なのに、特定の投資手法だけを税制優遇する政府の施策が国民に過大なリスクをとらせているともいえる。

バフェット氏は備えていた

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