【今週のマーケットエッセンシャル】第182号(2025年7月23日公開)
主筆・前田昌孝(元日本経済新聞編集委員)
参院選が終了し、与党は過半数割れに追い込まれた。日本の経済政策がどう変わるのかは判然としないが、少なくとも上場企業の経営が楽になることはなさそうだ。ただ、手をこまぬいていれば、時価総額が4兆ドルを超えた米国のエヌビディアなど世界の巨大企業との格差はさらに広がりそう。日本株の出遅れ感を解消するには、企業にもっと成長期待が必要だ。
さすがに資本コストは意識
東京市場で時価総額が10兆円を超えた20社の株価純資産倍率(PBR)を点検すると、日本を代表する企業群だけあって、7月22日の株価が1株当たり純資産を下回るのはトヨタ自動車、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループの3社だけにとどまっていた。自己資本利益率(ROE)は4社を除いて10%を上回っており、さすがに株主が期待する最低限の資本効率は確保しているようだ。
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