【今週のマーケットエッセンシャル】第201号(2025年12月3日公開)
主筆・前田昌孝(元日本経済新聞編集委員)
米国の著名投資家ウォーレン・バフェット氏が投資会社バークシャー・ハザウェイの最高経営責任者(CEO)を引退するまで1カ月を切った。保有株は3年前から売り越しに転じ、足元では運用資産の過半を現金化しているが、なぜか日本の商社株投資には強気を貫いている。2025年11月末には保有する大手商社5社の株式の時価評価額が初めて5兆円を突破した。日本株の復活を信じているらしい。
株数増と株価上昇を反映
バークシャー・ハザウェイが保有している商社株の時価評価額の推移はグラフの通りだ。最初に商社株の保有を公表した2020年8月末には、5社の株式をそれぞれ5%強保有し、8月末の株価で計算すると、保有額は7131億円だった。その後、3回に分けて買い増し、保有株式数は当初の1・65~1・78倍になったが、これに株価上昇効果が加わって、2025年11月末の時価評価額が5兆838億円に膨らんだ。
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