【今週のマーケットエッセンシャル】第221号(2026年4月22日公開)
主筆・前田昌孝(元日本経済新聞編集委員)
2月27日に始まった米国のイラン攻撃を境に、株式相場の変動率が高まっている。3月には日経平均株価が1日平均で1080円も動いた。激しい値動きは短期売買の投資家を呼び込み、個人の株式売買は年換算で1000兆円を超える勢いだ。ただ、株価の変動ほどに相場水準が上昇しているわけではない。売買すればするほど損失が膨らむ「ボラティリティー・ドラッグ」に陥らない注意が必要だ。
「変動率」では3月は2%弱
2026年3月と4月の日経平均の日々騰落幅をプラスマイナスの符号を外して考えると、2000円以上が4回、1500~2000円が5回、1000~1500円が8回と、4月21日までで36回あった営業日数のうち、47%が1000円幅以上の値動きを記録した。この結果、下段のグラフが示す通り、日経平均の1日当たりの騰落幅は3月が過去最高の1080円に達し、4月も21日までで973円の大きさだ。
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