無視できない日本株の強さ 「アルファの源泉」に熱視線 

【今週のマーケットエッセンシャル】第227号(2026年6月3日公開)

主筆・前田昌孝(元日本経済新聞編集委員)

東証株価指数(TOPIX)の年初来上昇率は15・1%と、MSCI全世界株指数(円ベース、配当別)の上昇率の約14%と大差ないから、全世界の株式時価総額に占める東京市場のウエートは、2025年末に比べてわずかに高まっただけだ。それでも日経平均株価の最高値更新は、何かの始まりを示唆している。日本株を世界の投資家が「アルファの源泉」と見始めたのは確かなようだ。

13年ぶり大量の買い越し

「日本株に世界からおカネが集まっているような気がする」。大御所ともいっていいテクニカルアナリストが話していた。実際、東京証券取引所が毎週木曜日に発表している投資部門別売買状況によると、外国人投資家の2026年に入ってからの買い越し額は5月第3週までで10兆8666億円に達した。アベノミクス相場が本格的に始まった2013年の年間15兆1196億円以来の高水準だ。

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