【今週のマーケットエッセンシャル】第230号(2026年6月24日公開)
主筆・前田昌孝(元日本経済新聞編集委員)
2026年も間もなく折り返し点を迎えるが、6月末までの東証グロース市場への新規上場はわずか11社にとどまった。企業に高い成長を求め、ダメならば上場廃止にするという新しいゲームが動き出し、投資家がおカネを失うリスクを警戒し始めたうえに、企業が上場に慎重になってきたためだ。一時的な混乱を招いても、一連の市場改革が東京市場の魅力向上につながればいいが。
グロース市場が6月に暗転
特定の銘柄がけん引している日経平均株価はともかくとして。今年の東京市場の株価指数では5月末ごろまでグロース市場指数がリードしていた。5月末時点ではグロース市場指数が年初来で17・8%高だったのに対し、プライム市場指数は16・2%高、スタンダード市場指数は7・4%高にとどまっていた。
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