【今週のマーケットエッセンシャル】第233号(2026年7月15日公開)
主筆・前田昌孝(元日本経済新聞編集委員)
「勉強すれば株式投資は上手になる」という主張に対する最も有効な反論は「アクティブ運用の投信信託の過半は株価指数に勝てないではないか」というものだ。ところが、公的年金を運用している年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の過去11年間の国内株アクティブ運用の成績を詳細に分析すると、勝率が58・6%に達していた。アクティブ運用は勝てないという「常識」は覆るだろうか。
「常識」はどちらなのか
勉強すれば投資は上手になるのが常識なのか、勉強しても上手にならないのが常識なのかは議論が分かれるところだが、上手になるのならばプロは勝てる確率が大きいはずなのに、現実には過半が勝てないという統計的事実は、勉強しても上手になりそうもないことを裏付けている。
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