迫る一斉上場廃止処分 売るか持つか究極の選択

【今週のマーケットエッセンシャル】第241号(2026年9月9日公開)

主筆・前田昌孝(元日本経済新聞編集委員)

東京証券取引所が2025年3月に引き上げた時価総額基準を満たせなかったとの理由で、生きている企業12社が近く上場廃止になる。このうち他市場への重複上場などをしていない4社の個人株主約1万700人は、上場廃止までに株式を売るか、持ち続けて強制買い取りなど会社側の対応を待つことになる。価格の読み、手続きの難易度、税制上の損得などを念頭に、株主は究極の選択を迫られそうだ。

10月1日付で10社が上場廃止

大株主などの保有株を除く流通株式の時価総額が東証の定めた基準に満たないという理由で上場廃止になるのは、表の12社のうちの11社だ。まずは植松商会が9月21日に上場廃止(最終売買日は前営業日の9月18日)になり、次にネポンなど9社が10月1日に上場廃止(同9月30日)になる。さらにホーブが2027年1月1日付で上場廃止(同2026年12月30日)の予定だ。

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