【今週のマーケットエッセンシャル】第243号(2026年9月23日公開)
主筆・前田昌孝(元日本経済新聞編集委員)
日銀が9月17日に発表した資金循環統計によると、個人金融資産が2026年6月末現在で2519兆円と初めて2500兆円台に乗せた。2024年1月に少額投資非課税制度(NISA)が刷新されてから347兆円増加し、なかでも外国株や外貨預金など外貨建て資産の増加額は100兆円に迫った。このうちの6割は評価益だが、残りの4割だけでも原油輸入代金を超え、構造的な円安を招いている。
増加幅は97兆9618億円
個人金融資産のうち外貨建て資産は外貨預金と、外国株、外国債券、外国籍投資信託などの対外証券投資、それに国内で設定された公募投信が組み入れている外国株や外国債券が挙げられる。このほか金額は正確につかめないが、外貨建て保険が年間3兆円ペースで販売されている。円安による評価益も加えて20兆~30兆円の残高があると思われるが、詳細が不明のため、本稿では除外して集計している。
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