円安さまさまの公的年金 年度の運用益12兆円前後に


【今週のマーケットエッセンシャル】第9号(2022年3月30日公開)

主筆・前田昌孝(元日本経済新聞編集委員)

2021年度の株式相場もあと2日。日本円の実力が50年ぶりの水準まで低下したという話と、最近の止まらぬ円安が相まって、「いよいよ日本が貧乏になる」との見方が広がっているが、公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)はホッとしているのではないか。円安で外国株や外国債券の評価額が上昇し、2021年度も12兆円ほどの運用益が確保できそうだからだ。ただし、年金生活者に配る5000円の原資にはしないでほしい。


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