日銀の保有国債の含み益 金利上昇で底をつく  

【今週のマーケットエッセンシャル】第20号(2022年6月15日公開)

主筆・前田昌孝(元日本経済新聞編集委員)

筆者の計算違いでなかったら、日銀が保有する約525兆円の国債の含み損益は6月14日についにプラスからマイナスに転落したもようだ。高等学校の新しい教科書にも書いてある通り、金利が上昇すれば、債券価格は下落する。世界的にインフレ懸念が強まるなかで、日銀は必死で金利上昇を抑え込もうとしていたが、ついに市場の勢いに屈した。まだ金利上昇は始まったばかりかもしれない。日銀の財務状況には暗雲が立ち込めているのではないだろうか。


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