【今週のマーケットエッセンシャル】第184号(2025年8月6日公開)
主筆・前田昌孝(元日本経済新聞編集委員)
5月以降、個人投資家の株式の売買意欲が復活し、東京証券取引所などを運営する日本取引所グループ(JPX)の2025年4~6月期の営業収益は過去最高になった。しかし、大手証券5社の個人営業部門の業績はいま一つで、スマートフォンで取引をする新興証券会社などは赤字が続いている。JPXも世界の取引所運営会社との比較では、地盤沈下の一途だ。
営業収益が過去最高を記録
JPXが7月30日に発表した4~6月期の決算は、一般企業の売上高に当たる営業収益が前年同期比7・7%増の434億5100万円、純利益(親会社の所有者の帰属する四半期利益)が同8・0%増の170億2900万円になった。業績を四半期ごとに区切っていくと、グラフに示す通り、営業収益は2024年7~9月期に記録した414億8200万円を上回って過去最高になり、純利益は2023年4~6月期に記録した過去最高の177億3600万円に迫った。
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