何と300社が上場廃止 市場区分変更から3年半で

【今週のマーケットエッセンシャル】第188号(2025年9月3日公開)

主筆・前田昌孝(元日本経済新聞編集委員)

株式の上場を廃止する企業が相次いでおり、2022年4月の市場区分変更以降の3年半で300社に達したことがわかった。特に2025年に入ってからは上場を廃止する企業が新規上場企業の3倍近くになり、上場企業数が明確に減少し始めた。ここにきては特にMBO(経営陣が参加する買収)が増えている。東京証券取引所が上場企業の数よりも質を重視している影響も大きそうだ。

東証で293社、名証で8社

第1部、第2部など4つあった市場区分をプライム、スタンダード、グロースの3つに変更したのは2022年4月4日のことだった。東証ではその年の年末までに52社が上場を廃止し、翌2023年は61社、2024年は94社が市場から消えた。2025年も9月末までに上場廃止を予定している企業を含め、86社が消えていく。合計すると、293社が上場を廃止する計算だ。

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