【今週のマーケットエッセンシャル】第190号(2025年9月17日公開)
主筆・前田昌孝(元日本経済新聞編集委員)
2025年はM&A(企業の合併・買収)相場との呼び声が高いが、9月16日までに実施された株式の公開買い付け(TOB)は101件に達し、過去最高だった2007年1年間の104件に肉薄した。なかでもMBO(経営陣が参加する買収)は22件と2011年の年間記録21件を上回った。TOBの対象になりそうな銘柄を組み入れておく「待ち伏せ投信」の運用成績も好調に推移している。
MBOの計画に「待った」
TOBは財務局に公開買付届出書を提出してから実施するため、提出書類を電子開示しているEDINETで検索すると、状況がわかる。9月16日にはMBOを実施中のソフト99コーポレーションに対し、旧村上ファンド出身者が設立した投資ファンド、エフィッシモ・キャピタル・マネージメントから対抗TOBがかかり、MBOによる非公開化に投資ファンドが待ったをかけたことが分かった。
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