【今週のマーケットエッセンシャル】第200号(2025年11月26日公開)
主筆・前田昌孝(元日本経済新聞編集委員)
政府が発行した国債の「時価総額」を計算すると、11月20日までに発行総額を約99兆円下回ったことが明らかになった。この大半が日銀や生命保険会社が抱える含み損となっている。高市早苗政権の積極財政政策が長期金利を押し上げ、過去の超低金利時代に発行した国債の価格低下を招いている。ただ、考えようによっては膨大な含み損は日本の復活に向けての転機のシグナル。対処を間違えないようにしたい。
「時価総額」は927兆円
入札によって発行され、11月20日時点で市場に残っている国債は334本あり、その額面の総額は1025兆4563億円となっている。発行価格は入札によって決まり、額面からはややずれるため、細かく計算すると、発行総額は1026兆4282億円になる。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。