現預金比率が5割未満に 個人金融資産、国債に食指

【今週のマーケットエッセンシャル】第204号(2025年12月24日公開)

主筆・前田昌孝(元日本経済新聞編集委員)

金利が上昇基調を強め、個人マネーの流れが変わってきた。個人金融資産が株式や投資信託の時価評価額の増加に支えられて過去最高を更新するなか、合計額に占める現金・預金の割合が18年ぶりに50%を下回った。元本ベースの資金の動きは、預金への流入が細るなか、投信や公社債が着実に増加した。2025年の個人向け国債の発行額は5兆2805億円と、2007年以来18年ぶりの水準に達した。

1年間で106兆円の増加

日銀が12月17日に発表した2025年7~9月期の資金循環統計によると、家計が保有する金融資産は9月末現在2286兆3350億円と、6月末時点の2240兆4052億円を約46兆円上回り、過去最高を更新した。1年前の2024年9月末には2180兆422億円だったから、この1年間で106兆円も増えた。

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