【今週のマーケットエッセンシャル】第206号(2026年1月7日公開)
主筆・前田昌孝(元日本経済新聞編集委員)
日経平均株価が年明けから急騰し、一気に過去最高値を更新したが、内外の株高を背景に公的年金の積立金も増加し続け、初めて300兆円を突破したもようだ。うち約200兆円は過去25年間の運用で稼ぎ出した。一方、日銀は金利上昇を背景に保有国債の含み損が40兆円台に拡大しており、時価ベースでの保有額は1月6日現在、500兆円割れ寸前のところまで目減りした。
大発会で3兆円積み増し
年金積立金の総額は2025年9月末現在の実績が年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)によって公表されており、282兆5357億円となっていた。その後、資産をルール通りに運用していたと仮定すると、12月末の残高は298兆円台になったもようだ。2026年の大発会の相場の急騰などで時価評価額が約3兆円膨らみ、1月5日には301兆円台になったと推定される。
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