【今週のマーケットエッセンシャル】第211号(2026年2月11日公開)
主筆・前田昌孝(元日本経済新聞編集委員)
少額投資非課税制度(NISA)を利用した積み立て投資で人気があるインデックス運用の投資信託「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」(略称オルカン)の純資産総額が2月9日に10兆円を突破した。総務省が2月6日に公表した家計調査に基づくと、ゆとりある老後のためには6000万円ほどの金融資産が必要だが、オルカンで達成するのならば、毎月どれくらいの積み立てが必要だろうか。
オルカンかS&P500か
オルカンが注目され始めたのは、2024年1月からのNISAの大型化がきっかけだ。オルカンがいいか、米国を代表する株価指数のS&P500に連動する「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」がいいか、各方面で議論を呼び、その宣伝効果があったのか、三菱UFJアセットマネジメントが運用するこの2つの投信は、競うように若年層の投資家の資金を集めてきた。
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