【今週のマーケットエッセンシャル】第216号(2026年3月18日公開)
主筆・前田昌孝(元日本経済新聞編集委員)
マクドナルドのビッグマックが2月25日から税込み500円に値上げされた。SNSでは「もはや高級品」といった悲鳴も上がるが、世界を見渡すと、ビッグマックが日本より安い国・地域など数えるほどしかない。イラン情勢の泥沼化を受けて原油価格が上昇し、円安が止まらない。3月18日に日銀が発表する資金循環統計では、家計が円から外貨に走っている姿が浮き彫りになるかもしれない。
円の実力が浮き彫りに
ビッグマック指数は世界中のマクドナルドで販売されているビッグマックの価格の違いをもとに、各国・地域の物価水準の違いを浮き彫りにしようとの狙いで、英国の経済専門誌「エコノミスト」が1986年に編み出したものだ。日本のビッグマックの値段は直近で米国よりも47%安い。しかし、20年前の2006年には28%安いだけだった。日本人にとって米国のビックマックは「超高級品」になった。
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