吹き飛ばせるか踊り場感 近づく日銀「次の一手」

【今週のマーケットエッセンシャル】第76号(2023年7月12日公開)

主筆・前田昌孝(元日本経済新聞編集委員)

「もう今年の高値は付けたと思う」。東京株式相場についてテクニカルアナリストからこんな声も出ている。企業や家計の景気マインドもやや悪化したし、証券大手の企業業績見通しも2023年度は「踊り場」との見立てだ。こんなムードを吹き飛ばせるかどうかのカギを握っているのが7月27~28日に予定される日銀の金融政策決定会合。外国為替市場や債券市場は「政策変更あり」と読み始めたが、果たして。

日経平均株価のチャートを振り返ると、6月16日に高値(終値ベース)3万3706円を付けた後、6月27日に3万2538円まで下げ、7月3日にまた3万3753円の高値を付けている。その後、7月7日にはこの2つの高値の間の安値を下回る3万2388円まで下げたから、チャートを分析するアナリストらは相場の上昇から下落への転換を示す二点天井(ダブルトップ)が完成したと読んでいる。

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