バフェット氏が次に売るのは 幸福のうちにアップル株売却

【今週のマーケットエッセンシャル】第119号(2024年5月8日公開)

主筆・前田昌孝(元日本経済新聞編集委員)

米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイの株主総会が5月4日に開催され、宝物のように大切に保有してきたアップル株の13%弱の売却が明らかにされた。金額では200億ドル超に達し、売却代金が加わって、2024年3月末の保有キャッシュは1890億ドルに膨らんだ。円換算では29兆円強。株式相場の高値が続き、次の投資先を探しあぐねている様子だ。

アップル株保有が増えた経緯

バークシャー・ハザウェイがアップルに目を付けたのは2016年1~3月期のこと。当時の保有銘柄の筆頭は食料品大手のクラフト・ハインツだったが、アップルには期を追うごとに大量の追加投資に踏み切り、2年後の2018年3月末には、現在とほぼ同水準の9億5827万株(株式分割の権利落ち修正ベース)を保有するに至った。

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