企業業績にも頭打ち感 やはり日本は消えるのか

【今週のマーケットエッセンシャル】第34号(2022年9月21日公開)

主筆・前田昌孝(元日本経済新聞編集委員)

証券大手3社の企業業績見通しが出そろった。為替差益などの難しいことは抜きにしても、世界で業務展開している企業の活動を、弱い通貨の円で評価するのだから、もう少し収益が膨らむのではないかと考えていたが、増益が続くとはいえ、頭打ち感が拭えない。台風で外出を控えたために自宅で見ていたテレビ番組は、日本の厳しさを伝えるようなものばかり。やはりイーロン・マスク氏のご宣託通り、日本は消える運命なのかもしれない。

郵便局に新しい値上げのお知らせが張ってあった。2023年4月から郵便切手などの交換手数料を、100枚以上をまとめて交換する場合、1枚5円から10円に引き上げるという。10円未満の切手はこれまで合計額の半額だったが、これも100枚以上の交換時には1枚10円をいただくそうだ。1円の切手を100枚交換したら、手数料が1000円? そんなことをする顧客がいるのだろうか。

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