バフェット氏TSMC株購入 銀行85行の決算分析

【今週のマーケットエッセンシャル】第42号(2022年11月16日公開)

主筆・前田昌孝(元日本経済新聞編集委員)

今週は書くべきことが多く、長くなりそうだ。まずは証券決算。四半期ベースでみて最悪期は脱したが、SMBC日興証券は事件が響き、凋落が目立った。銀行決算では85行のうち、4行が15%超の経常減益のうえに純資産を10%以上減らすという厳しさに直面している。最後にバフェット氏率いる投資会社の保有銘柄報告書。半導体で世界の最先端を行く台湾積体電路製造(TSMC)株の購入が明らかになった。

銀行や証券会社の2022年4~9月期決算発表は11月14日で一巡した。証券決算は株式相場の先行き不透明感から投資家の動きが鈍く、筆者が動向を追い掛けている主要14社のなかで前年同期に比べて増収増益だったのは、楽天証券だけだった。4~9月期を4~6月期と7~9月期に分けると、14社合計の純営業収益は後者のほうが大きく、業績のボトムはとりあえず過ぎたかたちだ。

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